課題解決事例
薄膜フィルムの
厚みを均一化して
巻き由来の欠陥を改善
お客様の課題
- COP薄膜延伸フィルムを巻き取った後、
経時の巻き姿変化により
フィルムが変形し、
欠陥となる。
次のステップで
課題を解決!
-
STEP01
高い技術で厚みが均一なフィルムを製造
COPは比較的軟らかいフィルムであるため、特に薄膜フィルムではわずかな厚みプロファイルの
凹凸により巻き姿が悪くなり、それに起因するフィルム変形が発生し、欠陥となります。
弊社ではフィルム製膜時の厚みバラツキを軽減する技術により、
厚みの均一なフィルムの製造を可能にしています。
また、製膜から延伸まで同一工場内で製造しており、延伸後の厚みプロファイルを製膜側に
フィードバックし、延伸後に巻き姿悪化が発生しないことを確認しながらフィルムを製造しました。
-
STEP02
クリーンルームでの製造・加工
厚みプロファイル以外に、異物の混入によりフィルム巻き姿が悪化する場合があります。
弊社ではクラス10,000の環境下でフィルム製膜、延伸加工を行っており、異物の混入を防いでいます。
また作業員はクリーン服以外にゴム手袋、マスクを着用しており、人体からの異物発生を防いでいます。
-
STEP03
安心の品質保証体制
高品質なフィルムを得るためには品質管理も重要です。
当社ではインライン欠点検査機と合わせてオフラインでの目視検査を行っています。
目視検査は欠点検査機では判定できない欠陥も捕捉し、判断できるため重要です。
製品出荷のための目視検査は資格認定制を採用しており、厳しいテストに合格した人しかできません。
この目視検査に支えられ、高い品質を保っています。
また、定期的な品質パトロールを行い、品質を保証できる工場環境の維持に努めています。
大倉工業が達成したこと
・製膜部ではフィルム製膜時の幅方向、流れ方向の厚みバラツキが少なくなるよう調整。
・延伸部では、製膜の量産開始前にテスト投入を
行い、延伸後のフィルム巻き姿を製膜部に
フィードバックし、問題が無いフィルム巻き姿
となってから製膜の量産を行えるようサポート。
・巻き姿に由来する不具合が発生しないことを
事前に確認できるため、
お客様に喜んでいただけました。
製膜-延伸を同一工場内で実施しており、
リアルタイムに
テスト延伸投入ができる
弊社だからこそ達成できたと思います。
大倉工業が選ばれる理由
REASON
-
01
ワンストップ対応で効率化
製膜、延伸、塗工、ラミネート、配合・調合、裁断、そして品質検査まで、一貫して承ります。他社に分散して依頼する必要がなく、プロセスをまとめることで時間短縮とコスト削減を実現します。
-
02
クリーンルームでの高品質な加工
クリーンルーム環境で加工し、高精度かつ均一な品質をお約束します。これにより、品質のバラツキを抑え、信頼性の高い製品づくりを可能にします。
-
03
課題を解決する柔軟な対応力
「煩雑な管理」「品質のバラツキ」「納期の遅延」といったお客様の課題を解消してきた実績多数。一貫体制ならではのスムーズな進行管理と迅速な対応で、安心してお任せいただけます。