用語集

コロナ処理

コロナ処理は、大気圧中で高周波・高電圧を印加し、電極間に発生する「コロナ放電」によって被処理物の表面を改質する技術です。放電により加速された電子が空気中の分子と衝突し、オゾンや窒素酸化物、そして高いエネルギーを持つラジカルを生成します。

このプロセスにより、ポリオレフィン系樹脂などの難接着基材においても、表面自由エネルギー(濡れ性)が飛躍的に向上します。自動車の内装材や精密電子部品の接着・塗装工程において、界面での分子間力を高め、強固な密着性を確保するために不可欠な工程です。技術的には、過剰な処理による基材の熱ダメージや、放電破壊(ピンホール)を抑制しつつ、経時変化による効果の減衰(ダイン落ち)を見越した最適な照射エネルギー管理が求められます。

コロナ処理も、弊社のフィルム製造・加工サービスにおける重要な工程の一つです。お客様からお預かりした基材や弊社で製膜したフィルムに対し、後工程でのコーティングやラミネートがより強固に定着するよう、経時変化による効果の減衰(ダイン落ち)を考慮した出力管理や、基材の厚みムラに起因する放電破壊(ピンホール)を抑制する高度なロール制御を行っております。長年の経験に基づき、素材ごとの特性に合わせた最適な出力で処理を行うことで、製品の品質安定に寄与しております。

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